チタンという素材をラインナップする高級腕時計ブランドは今でも少数派といえるかと思います。
例えば、ロレックスやパテックフィリップは「チタンのラインナップ」がこれまでなく、ロレックスについては、昨年デビューしたシードゥエラーディープシーチャレンジ(126067)が初のチタンモデルという状態です。
こういった情報を見ると、なんだか「価格設定が高めのブランドはチタンがないのでは?」と思ってしまうところですが、そういう訳でもなく、雲上の3大ブランドの一角であるオーデマピゲコピーは、以前からチタンモデルに積極的です。
オーデマピゲは、20年以上も前から、ロイヤルオークオフショアでチタンの採用事例が多い訳ですが、この腕時計は、かつて最も高かったラグスポといえる存在でした。それに対して、この腕時計は約125万円という新品実勢価格だったわけで、「抜きん出て高いラグス」という存在感だったといえます。
「チタンという希少性、なおかつ高い」というだけあって、“手が届かない”という印象がよりいっそう強かったと言えます。
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